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​社会課題について考え、行動する『フコク生命 寄付サイト』
フコク生命 THE MUTUAL基金

認定NPO法人Homedoor

  • パブリックリソース財団
  • 10月16日
  • 読了時間: 4分

支援対象期間:2024年度

支援カテゴリ:困窮家庭の子ども


シェルターのキッズスペース
シェルターのキッズスペース

失業や病気、離婚などさまざまな事情をきっかけに住居を失った人たちが再出発を目指すことのできる、24の個室がある長期滞在型シェルター『アンドベース』の運営に力を入れています。ホームレス状態にあった高齢者や親の虐待から逃れてきた若者、ひとり親家庭など多様な背景を持つ人たちが入居しています。半年から一年ほどかけて、安定的な住まいやそれぞれに必要な福祉制度の検討などを行い、再困窮を予防していきます。


<サポート例> 30代女性、子ども3人の4人世帯

離婚を2度経験し、20代後半に3人の子供を抱えるシングルマザーに。その後約10年間、3人の子どもとの生活を支えるために働き続けたが、体調を崩し失職。収入の激減により家賃滞納し、住居喪失に。長子が成人している関係で公的シェルターでは家族まるごとの受け入れができない、世帯収入で見ると生活保護が利用できないなどの理由も重なり、住居が定まらない状況に陥る。ネット検索でHomedoorを知り相談。アンドベースという一時的な居所が決まったことにより子どもたちは安心して学校に通う事ができ、その間に長期的に住める家探しもゆっくり時間をかけて行えた。アンドベースから引っ越し後も近況連絡を取るようにし、母親や子どもたちが孤立しないようにサポートをしている。


<提供プログラム>

  • 社会復帰に向けて手作業(雑巾やキーホルダーの作成等)

  • 施設内の清掃業務等の就労の機会

  • Homedoor運営のカフェ(おかえりキッチン)でのイベント手伝いや就労の体験

  • テレビゲームやボードゲームなどのレクリエーション

  • 心理士のよるカウンセリングなど


作業の様子
作業の様子


■ 子どもたち・受益者の声


上述の家族の初来所時、子どもたちは「将来について何も考えていない」と言っていましたが、アンドベースでの生活を経て家族や自分の将来について考える発言が見られました。

  • 「母はいつも一生懸命、自分たちのことを考えてくれていて、今の生活に感謝しています。引っ越し後はバイトして少しでも家計の負担を和らげたいです」

  • 「仮にまた転々とした生活になっても、何かしら家族と繋がっていれば不安はないです」

  • 「今はまだ高校生だけれども、卒業後は自力でアルバイトをしたり奨学金を利用したりして、大学に行って仕事に就きたい」



■ みなさまへのメッセージ


この度は温かいご支援をいただき、本当にありがとうございます。ホームレス状態を生み出さない日本の社会構造づくりを目指し、今年で設立から15年を迎えましたが、相談者数は増え続けています。また、設立時は相談者の大半が単身の男性でしたが、今では若年層から高齢者まで幅広くなり、カップルや親子、きょうだいなど複数人での相談も見受けられるようになりました。多様化する相談者のなかでも特に未成年を含む若年層の再出発にどのように寄り添えるかについて、手探りながらこれからも支援を続けていきたいと思います。住居を失ってしまうという心身ともに非常に過酷な状況にいる方たちが「相談してよかった」「もう一度やり直せる」と希望を感じられるような活動を続けていきたいと思っております。今後もご支援を賜ることができましたら幸いです。




<団体情報>

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団体名:認定NPO法人Homedoor

団体WEBサイト:https://www.homedoor.org/

対象となる活動:生活困窮やDV被害のある母子の生活応援プロジェクト

活動概要:生活困窮やDV被害のある母子に、リラックスできる居住環境を提供し、心身の健康を取り戻せるように急がず焦らず支援を展開していきます。また本人の希望に応じ、近隣の連携している医療機関での受診や障害者手帳の取得サポート等も行い、介護福祉サービスを受けられるように調整します。さらに、施設内で内職等の簡易な就労体験や、おかえりキッチンでのイベント運営体験を積んでいただきながら、生きがい就労の場や地域との関係性構築の機会も提供していきます。

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