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​社会課題について考え、行動する『フコク生命 寄付サイト』
フコク生命 THE MUTUAL基金

特定非営利活動法人あきた結いネット

  • パブリックリソース財団
  • 10月16日
  • 読了時間: 3分

支援対象期間:2024年度

支援カテゴリ:医療的ケア児・難病児


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NPO法人あきた結いネットは2013年に法人を設立してから、秋田県内で住まいにお困りの方のご支援に携わってきました。その中で特に手厚い支援が必要だと感じたのが、障がいのある方、ひとり親世帯、生活困窮者世帯の方などです。

2024年2月に障がい者グループホーム(定員5名)、女性用シェルター(2世帯用)を開設し、多くの方にご利用いただいています。2025年8月末現在、障がい者グループホームは満床となっています。女性用シェルターは女性を含む世帯という意味を持たせるため、「家族用シェルター」に名称を変え、現在は秋田県内だけでなく県外からもお問い合わせをいただいています。

障がい者グループホームには幼い頃から児童養護施設で育った方や、様々な理由により親元で生活できない若者も利用しています。グループホーム利用の背景には、頼れる大人がいないことで安定した生活が維持できず万引きなどを繰り返してしまう、コミュニケーションに課題を抱えトラブルが絶えないなどがあります。

家族用シェルターには0歳児から中学生くらいの子ども達が母親と一緒に利用するケースが多くなっています。母親は親族などに頼れない状況があり、私たちのようなNPOに助けを求めています。学齢期の子ども達はシェルターに避難することで、学校に行くことが難しくなるなど課題も多く、住まいの提供だけでは解決が難しいケースが沢山あるのだと実感しています。

運営上の課題はいろいろありますが、私たちの活動が生まれたことで、生活に困っている方がSOSを出せる場所が一つ増えた意義はとても大きいと考えます。子供たちが健やかに育っていけるように今後も私たちに出来る事を一つずつ取り組んでいきたいと思います。


家族用シェルター
家族用シェルター


■ 子どもたち・受益者の声


秋田県外から私たちの家族用シェルターに避難してきた母親と子供たち3人がいました。お住いの地域には、家族用シェルターのような場所はなくインターネットで探して相談して下さったご家族でした。中学生の長女さんに「何か食べたいものはある?」と聞くと、「お肉とケーキ!」と中学生らしい回答がありました。夕飯用に肉や野菜の食材とケーキをお渡ししたところ、退去の日にお手紙をくださったことが印象的でした。

「優しくしてくれてありがとう」「お肉おいしかったです」

素直な子ども達の気持ちに触れ、支援者側の私たちが元気をいただきました。どんな境遇でも接する大人の在り方によって、子ども達はしっかり育っていくのだと勇気をいただいたエピソードでした。



■ みなさまへのメッセージ


この度は、ご寄付をいただき誠にありがとうございました。ご寄付は障がい者グループホームと家族用シェルターの共有スペースのエアコン設置(各1台ずつ)、洗剤や消耗品などの購入に活用させていただきました。

私たちが支援している方達は、自らの意思だけでは安定した生活を送ることが困難な状況にあります。だからこそ多くの大人が生活をサポートし見守る必要があると感じています。フコク生命の皆様の想いは、きっと多くの子ども達やサポートを必要としている障がい者、生活困窮者の皆さんに届くと思います。私たちも、その繋ぎ手として今後も活動を継続したいと思っていますので、引き続きよろしくお願いいたします。




<団体情報>

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団体名:特定非営利活動法人あきた結いネット

団体WEBサイト:https://akitayuinet.com/

対象となる活動:『障がい者等へ安心住まいと孤独からの脱却を』

活動概要:困りごとが相談できる環境が整った安心住まいの提供による孤独からの脱却と就労支援による生活自立をめざす。対象となる受益者:住む場所に困っている障がい者や若者、ひとり親世帯、生活困窮世帯

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